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外壁塗装はどこに頼むと良い?業者の選び方とは?

住宅のリフォームを行う企業には、ハウスメーカーや工務店、ホームセンター、総合リフォーム会社、塗装業者、水廻り工事専門店など、色々な形態の会社があります。その中でも外壁塗装を依頼する場合には、塗装業者、もしくは塗装経験があるリフォーム会社を選ぶことをおすすめします。外壁用の塗料にはいろいろな種類があり、今ある建物の旧塗膜や下地によって、適した塗料や施工方法が異なります。

そのため、塗装リフォームの経験に長けた業者に任せることが望ましいです。ただし、塗装業者を名乗る営業マンが自宅に来て「すぐに塗装するように」と提案された/「実績がある当社の塗料なら30~40年以上は持ちます」と勧誘された、などという場合には、悪質な業者である可能性があるため注意が必要です。

外壁塗装は悪徳業者が多いため注意!その理由は?

外壁塗装ほど手抜きをしやすい工事はないと言われているほど、外壁塗装業界には悪質な業者が多く存在しています。
故意に手抜き工事をされた、「料の質や工事品質に見合わない、高い費用を請求されたといったトラブルが多いのですが、理由としては以下のような点が挙げられます。

理由①定価がない

塗装工事には、定価がほぼ存在しません。外壁塗装費用の内訳は、塗料代や塗装工事の人件費の他、足場の設置・解体費用や、業者によって異なる諸経費なども含まれるため、相場がはっきりと決まっていません。

また、使用する塗料のクオリティーによって値段に差があります。さらに外壁の面積や劣化具合によって、塗布する量や補修内容も変わってくるため、他の建物を塗装した場合と比較することができないのです。

理由②塗装工事の品質が判断できない

リフォーム完了時には手抜き工事をされたことに気づかず、数年後に塗膜が激しく劣化してきてから初めて「実は、質の低い工事をされていた」と発覚する例も多くあります。一般の方にとって塗装した直後の外壁は、明らかに色ムラがある/表面に凹凸やひび割れがある、といった状態でない限り、きちんと施工できているように見えてしまうためです。

理由③外壁の劣化は外から見えるため、飛び込み営業しやすい

家の中と違って、外壁の劣化は、外を歩いている人にも見えてしまいます。そのため突然訪問して、「早くリフォームしたほうが良いですよ」と営業しやすいのです。とりわけ地震や台風の直後には、外壁のひび割れや雨漏りの不安を煽る業者が増える傾向があります。安心して任せられる

訪問販売は特に警戒を!悪質業者がよく使う5つの手口

ここからは、よくある悪質業者の手口について解説します。特に、連絡もなく突然訪問営業をされた場合には、警戒したほうが良いでしょう。独立行政法人の調査によると、訪問販売によるリフォーム工事の相談件数は、1日平均15件以上もあることが分かっています。

中でも、高齢者が契約させられた事例が非常に多く、不審に思ったご家族からの問い合わせで判明したケースもあり、深刻な問題となっています。実際に、塗装業者から勧誘された場合や、これから見積もりを依頼する場合にも、以下のようなケースに当てはまらないか、チェックしてみてください。

①外壁の状態を大げさに悪く言い、不安感をあおる

外壁がかなり劣化しているので、すぐに工事を始めないと倒壊する、早急に塗り替えないと、大変なことになる、などの言葉で、不安を過剰にあおってくる業者には気をつけましょう。天災があった後などに、訪問業者がよく使う手口の一つです。

慌ててリフォームしたくなってしまうかもしれませんが、外壁は、チョーキング現象や大きなクラック(ひび割れ)など、よほどわかりやすい症状が出ていない限りは、今すぐに塗り替えないと家全体が危険ということはありません。

家を守ってくれる大切な外壁だからこそ、緊急性をやたらと強調してくる業者には依頼せず、じっくり落ち着いて施工会社を選びましょう。

②契約を急かす

「今日中に決めてください」などと契約を急かす業者も要注意です。冷静な判断ができない内に、契約を結ぼうとしている可能性があります。家族と相談する、他の業者と比較したいといった理由を伝え、一旦帰らせてしまいましょう。良心的な業者であれば、後から再度、見積もりをお願いしたいと連絡しても、親切な対応をしてくれるはずです。

③「キャンペーン特別価格」などと大幅な値下げをする

「キャンペーン中なので、今すぐ契約してもらえれば、特別に半額にする」などと、大幅な値下げをしてくる場合も注意が必要です。例えば「通常の値段設定は300万円、半額なら150万円になるからお得!」と思わせておきながら、念のため他の業者にも見積もりを依頼すると「本当は90万円の費用で済む工事だった」と判明したケースがあります。

④外壁塗装の耐久年数が長すぎる

外壁塗装は一般的に、10~15年の周期で塗り替えが必要になります。よほど耐久性に優れた塗料を使用しても、最長で20~25年前後で寿命が来ます。そのため「40年持ちます!」「永久に美しさが続きます!」などの売り文句は信じてはいけません。施工実績がないオリジナル塗料を勧められる場合も、耐久力のない塗料を使おうとしている可能性があるため、用心しましょう。

⑤「足場0円」とかたっている

外壁塗装の工事では、ほとんどの場合、足場の設置費用がかかります。設置する範囲にもよりますが、数十万円必要になることも少なくはありません。この高額なイメージが強い足場を「0円」とアピールする業者もありますが、安全で丁寧な施工をするためには、足場は欠かせないものです。ほんの一部の補修でない限り、足場を作らないで良質な塗装工事ができることは滅多にありません。

また、これほどの金額がかかる足場を無料で設置できることはあり得ないため、別の費用項目に上乗せしている可能性も考えられます。いずれにしても「足場代が0円」と勧誘してくる業者は信頼できるものではありません。

ただし、足場の設置スペースがない場所での施工時には、ゴンドラやクレーンを使って作業する業者もいるため、見積もり内容に、足場もしくはゴンドラなどの費用が含まれているか、まずは確認してみましょう。